- 今まで男性の上司と働いてきたので、女性上司とはどうコミュニケーションをとればいいか分からない
- なるべく嫌われないように、人間関係を築いていきたい
- 女性上司とうまくやっていくにはどのように接していけばいいのだろう?
事務職の女性上司と初めて働くことになったとき、接し方やコミュニケーションの取り方が分からなく悩むこともあるのではないでしょうか?
前の職場や男性上司との違いで戸惑うことも多いかと思います。
直属の上司ともなれば、なるべく嫌われず、出来ることならよい関係を築き仕事をしていきたいですよね。
僕自身としては、事務職として働いてきたなかで何人か女性上司と働かせていただきましたが、他の同僚が苦戦している方とも、ある程度の信頼関係を築きながら仕事をしていくことが出来たと思います。
今回は、そんな僕の経験をもとに
- 女性上司との具体的な接し方
- よい信頼関係を築くうえで、理解すること、気をつけること
など、僕自身が行ってきたことを紹介していきたいと思います。
みなさんが女性上司とコミュニケーションをとっていくうえでの参考となれば幸いです。
女性上司を知ることから始めてみよう
女性上司とよい関係を築くためのコミュニケーションをとっていくうえで、まず相手の特徴や状況などを理解していくことが必要です。
相手のことが分かってくれば、自分自身がどのような行動・振る舞いをしていけばいいか見えてきやすいです。
事務職の女性上司の特徴として、「仕事」と「女性」という側面から共通して当てはまるものも多いので、特徴を知るだけでもコミュニケーションのとり方の方向性が定まってきやすいと感じます。
まずは女性上司としての特徴を理解したうえで、上司個人としての性格や人柄も徐々に知っていき、よい関係構築に向けたコミュニケーションをしていくイメージです。
仕事に関する特徴
事務職の女性上司における「仕事に関する特徴」として当てはまることが多いものを紹介します。
- こだわりが強い、プライドが高い
- 自身にも厳しい性格
- 男性社員へのハードルが高い
たとえば、固定概念や今までの経験から物事を上司として判断・指示することや、事務職は小さなミスが大きなクレームにつながるため自分にも部下にも厳しくなりがち、などです。
これらについては、事務職という仕事柄であったり、事務職の雇用形態として転勤がない一般職の方が多かったりなどの環境が作用していると思っています。
女性としての特徴
当然ではありますが、女性と男性の違いによる特徴や事情があることも理解しておくことが大切です。
- 職場だけでなく家庭でも「妻」「母」「娘」などの役割がある
- 身体的な違いがある
職場の管理職としての激務が終わり帰宅をしても、家に帰ればまた違う役割が求められ家事育児介護をこなし
そもそも身体的に体力・筋力など基本的に男性の方が優れているなか、男性社員と変わらない仕事や成果を求められています。
僕ら男性としては、感覚的に分かっているだけではなく、しっかりと理解をしなくてはいけないと思います。
意識すべき具体的な接し方や行動
これらの女性上司の特徴を踏まえた、意識すべき具体的な接し方を紹介します。
僕自身、先述しましたが、女性上司とはある程度信頼・尊重しあえる関係であることができました。
しかし、人間関係ではあるので、女性上司との関係をよりよくするのにも時間がかかったり、苦しい時期がもちろんありました。
そんな中でも、謙虚さと真面目さを忘れず上司や仕事と向き合い続けていけば、関係性の向上につながっていくと思います。
相手の目を見て話を聞く
当たり前だろ!とお叱りを受けそうですが、当時から今でも、一番意識している事なのであげさせてもらいました。
特に怒られる時や指導を受ける時は意識しました。
後輩や部下を僕自身持つ立場になって思いますが、目を見て話を聞いてくれると、ちゃんと話を聞いてくれているなと印象を受けますし、とても相手のことを信頼できます。
また聞く側としても、素直に上司の話や指導を受け入れることが出来ていたと感じます。
目の前の仕事に100%で取り組む
自分の仕事がどんなものであれ、100%の意識で取り組むことが出来ていなければ上司を含め、周りからの信頼は得られないと思っています。
電話をひたすら架ける・受ける、書類不備チェックなど、モチベーションが下がる雑務が今のあなたの仕事かもしれません。
しかし、そんな雑務だと思うような仕事でも100%でこなすことで同僚も助かっており、そこから信頼が生まれる気もします。
出来ることから実績を作る
100%で仕事をしていれば、あとから付いてくるものでもあると思いますが、現状の出来る業務の範囲で実績を作ることも意識しましょう。
自分が出来ない・教わっていない高度な業務をしている先輩などが、上司から評価され、自分もそこを目指そうと思いがちです。
まずは、現在自分がしている業務の中で、周りより飛びぬけた実績づくりを目指すことが大切だと僕は思います。
電話架ける件数、受ける件数、書類チェック件数、ミスなし連続日数…
得られる信頼はまだ小さいものかもしれませんが、その積み重ねが大きな信頼に繋がっていくはずです。
すぐ意見をせず、一旦飲み込む
業務の指示や指導を受けたとき、意見あるいは不満がある場合でも、すぐその場で言わずに一旦飲み込むことも意識していました。
決して泣き寝入りしろという訳ではなく、一旦飲み込むだけです。
女性上司は仕事へのこだわりが強い印象があります。
お互いが感情的になっているその場では、女性上司側のこだわりも相まって、お互いの主張が飛び交ってしまう可能性が高く、関係性の悪化へもつながりかねません。
言いたいことは、自分でも一旦整理してから、時間差で伝えることが双方にとってベストです。
また、意見を主張するのは、小さな実績を積み重ね、ある程度の信頼を女性上司から得たあとの方が聞いてもらいやすいとも思います。
お互いに感情的でなく一定の信頼がある状態になって初めて、建設的な意見の交換が出来てくるイメージです。
相手の尊敬出来るところを見つける
最後に、女性上司の尊敬出来るところをどんな些細で小さなところでもいいので見つけてみてください。
これまで紹介してきたことも、日々の女性上司に対する不満・ストレスなどで意識出来なくなってしまうこともあると思います。
そんなときに、ひとつでも相手に尊敬出来るところがあれば、女性上司の理不尽な言動も一旦受け入れることが出来ることもあります。
例えば僕だったら、その女性上司の書く文字の綺麗さ達筆さを尊敬していました。笑
僕の中で、「字の綺麗な人は心も綺麗な人だ」という単純かつ非常に勝手な信仰があり…笑
僕の女性上司が、どんなに機嫌悪く怒り狂っていたり、厳しい指導があったりしたとしても、
「綺麗な文字を書く人ではあるから、きっと何か考えにもとづいて言動を行っているのだろう」
というような感じで一旦受け入れ、こちら側のメンタル・冷静さを保つことも多かったです。
何か相手の尊敬出来るところを1つでも持てれば、上司との人間関係でいろいろある中でも、その尊敬という気持ちが最後の砦になってくれる気がします。
印象が悪くなるような言動にも気を付けて
女性上司に好かれる接し方について紹介をしてきましたがいかがだったでしょうか?
当たり前に行えているというものもあったかと思いますが、今後の女性上司とのコミュニケーションにおいて参考になればと思います。
また、好かれるような接し方があれば、もちろん嫌われる言動もあり、女性上司との関係構築にはどちらも気を付けていく必要があります。
嫌われるような言動については、女性上司に対してはもちろんですが他の女性社員に対しても注意が必要です。
女性社会では情報は光の速さで拡散されますので、最終的には女性上司の耳に入り印象を悪くする可能性が多大にあります。
嫌われるかもしれない言動として
- おだてる、ご機嫌を取る
- 1人で仕事を完結させる
- 意見をすぐ言う
など、悪気なく行ってしまいそうなものが当てはまると思っています。
特に事務職ですと、社会人として最低限の行動(挨拶・感謝など)についても、気づかないうちにおろそかになってしまうことも僕自身多々ありました。
日々、自問自答しながら言動を振り返り、気づいた時でいいので少しずつ改善していくことが、女性上司との良い関係構築につながっていくと思います。
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